「アクセスはそこそこあるのに、問い合わせがまったく来ない」——ホームページを公開した多くの経営者・Web担当者が直面するのが、この“見られているのに動かれない”という壁です。せっかく費用をかけて作ったサイトも、問い合わせという成果につながらなければビジネスへの貢献はゼロに等しくなってしまいます。
本記事では、現役のWeb開発エンジニアとして数多くのサイト改善に携わってきた経験から、ホームページの問い合わせを増やすための具体策を7つに厳選して解説します。CTAの最適化やフォーム改善といった、今日から手をつけられる施策を中心に、効果測定の方法、さらには「改善を外注するときの発注ノウハウ」までを一気通貫でお伝えします。読み終えるころには、あなたのサイトの「どこを直せば問い合わせが増えるのか」が明確になっているはずです。
目次
- 問い合わせが増えない3つの原因
- 問い合わせを増やす方法7選
- 問い合わせフォームの改善ポイント
- CTA最適化の3つのコツ
- 効果測定の方法(GA4)
- 【フリーランス視点】改善を外注するときの発注ノウハウ
- よくある質問(FAQ)
- まとめ|問い合わせを増やすために
問い合わせが増えない3つの原因
改善策に入る前に、まず「なぜ問い合わせが増えないのか」を正しく理解しておく必要があります。原因を取り違えたまま施策を打っても、労力に見合った成果は得られません。問い合わせが伸び悩むサイトには、大きく3つの原因が潜んでいます。自社サイトがどのパターンに当てはまるかを確認しながら読み進めてください。
まずは、自社がどのタイプに当てはまるかを下の表で当たりをつけてみましょう。
| 症状 | 疑うべき原因 | まず見る指標 |
|---|---|---|
| 月のアクセスが数百以下 | 原因1:アクセス不足 | GA4のセッション数 |
| アクセスは多いが問い合わせページに到達しない | 原因2:導線が弱い | フォームページの閲覧数・直帰率 |
| 問い合わせページは見られているのに送信されない | 原因3:ハードルが高い | フォーム到達数÷送信数(完了率) |
原因1|そもそもアクセス数が足りない
問い合わせ数は「アクセス数 × CVR(コンバージョン率)」で決まります。BtoBのコーポレートサイトであればCVRは1%前後が一つの目安です。つまり、月に100人しか訪問者がいなければ、計算上は1件すら問い合わせが来ないこともあり得るということです。まずは母数となるアクセス数が十分に確保できているかを確認しましょう。
たとえば「月3件の問い合わせがほしい」のであれば、CVR1%換算で月300セッション、CVR0.5%なら月600セッションが最低ラインの目安になります。目標問い合わせ件数から逆算した必要セッション数を、簡単な早見表にすると次のようになります。
| 目標問い合わせ数(月) | CVR1%なら必要セッション | CVR0.5%なら必要セッション |
|---|---|---|
| 3件 | 300 | 600 |
| 5件 | 500 | 1,000 |
| 10件 | 1,000 | 2,000 |
GA4で月間のセッション数を確認し、この水準に届いていない場合はCVR改善よりも先に集客施策が必要です。検索流入を増やすには、地道なコンテンツSEOの積み上げが欠かせません。狙うキーワードで記事を継続的に増やし、検索エンジンからの入口を広げていくことが、遠回りに見えて最も確実な母数拡大策です。
原因2|問い合わせへの導線が弱い
アクセス数は足りているのに問い合わせが来ない場合、ユーザーが「問い合わせまでたどり着けていない」可能性が高いです。トップページから問い合わせフォームまで何クリック必要か、サイト内を一度自分でたどってみてください。理想は「どのページからでも2クリック以内」。導線が複雑だったり、問い合わせボタンが目立たなかったりすると、ユーザーは離脱してしまいます。
特にCTA(行動喚起)ボタンの存在感は問い合わせ数を大きく左右します。ページの隅に小さく置かれているだけでは、せっかく興味を持ったユーザーも次の行動に移れません。導線とCTAの設計を見直すだけで、問い合わせ数が改善するケースは少なくありません。
原因3|問い合わせのハードルが高い
「問い合わせしようとは思ったが、面倒でやめた」——これは非常によくある離脱パターンです。入力項目が多すぎるフォーム、何を書けばいいか分からない自由記述欄、必須項目だらけの設計は、ユーザーにとって心理的なハードルになります。
問い合わせのハードルは、項目数を減らす・電話やチャットなど複数の窓口を用意する・「まずは気軽にご相談ください」と一言添えるだけでも下げられます。ユーザーが「これくらいなら聞いてみようかな」と思える設計になっているかを点検しましょう。
問い合わせを増やす方法7選
ここからが本題です。先ほど挙げた3つの原因を踏まえ、問い合わせを増やすための具体策を7つ紹介します。いずれも特別なツールや大きな予算がなくても着手できる施策ばかりです。優先度の高いものから1つずつ取り組んでみてください。
それぞれの施策の「難易度」と「効果が出るまでの目安」を先に整理しておきます。手をつける順番を決める参考にしてください。
| 施策 | 難易度 | 効果が出る速さ | 主に効く原因 |
|---|---|---|---|
| 1. CTAを目立たせる | 低 | 即〜数日 | 原因2 |
| 2. フォームを簡潔にする | 低 | 即〜数日 | 原因3 |
| 3. 電話番号を分かりやすく | 低 | 即 | 原因3 |
| 4. 実績・お客様の声 | 中 | 数週間 | 原因3 |
| 5. チャット・LINE | 中 | 数週間 | 原因3 |
| 6. ファーストビュー改善 | 中 | 数週間 | 原因2 |
| 7. 表示速度改善 | 中〜高 | 数週間〜 | 原因1・2 |
方法1|CTAボタンを目立たせる
最も即効性が高いのがCTAボタンの改善です。CTA(Call To Action)とは「お問い合わせはこちら」「無料相談を予約する」といった、ユーザーに次の行動を促すボタンやリンクのこと。このCTAの色・サイズ・配置を見直すだけで、クリック率が大きく変わります。
背景色とコントラストの強い色を使い、ボタンであることが一目で分かるデザインにしましょう。特にスマホではタップしやすさが重要で、CTAボタンは指で押しやすい大きさ(AppleやGoogleが推奨する44px以上)を確保してください。PCでは画面上部とページ下部の両方にCTAを配置し、ユーザーがいつでも行動に移せる状態を作るのが理想です。
具体的なチェックポイントは次の3つです。①色:本文やヘッダーで使っていない“余っている色”を1色だけCTAに割り当てる。②サイズ:スマホで親指がはみ出さない高さ(目安44〜48px)を確保する。③配置:ファーストビュー内に1つ、実績やお客様の声の直後に1つ、少なくとも2か所に置く。
エンジニア視点のひとこと:私が制作を請けるときは、サイトのメインカラーと「あえてぶつかる」補色をCTAだけに割り当てます。サイト全体がブルー基調なら、CTAはオレンジ系。色数を絞った中で1色だけ“浮かせる”ことで、デザインを崩さずに視線を集められます。逆に、CTAをブランドカラーで統一して背景に溶け込ませている例が非常に多く、ここを直すだけで反応が変わるケースは珍しくありません。
方法2|問い合わせフォームを簡潔にする
入力項目が多いフォームは、それだけで離脱の原因になります。本当に必要な項目だけに絞り込み、入力の手間を最小限にしましょう。一般的には、項目数を10個から3個に減らしただけで完了率が改善したという事例も珍しくありません。
氏名・メールアドレス・問い合わせ内容の3項目があれば、初回の接点としては十分です。住所や電話番号、会社名などは、本当にその段階で必要かを問い直してみてください。フォーム改善の具体的なポイントは後述のセクションで詳しく解説します。
方法3|電話番号を分かりやすく載せる
すべてのユーザーがフォーム入力を好むわけではありません。「今すぐ話して相談したい」という層のために、電話番号は分かりやすい位置に大きく掲載しましょう。ヘッダーやファーストビューに電話番号を置くだけで、急ぎのニーズを取りこぼさずに済みます。
スマホ表示では電話番号をタップするとそのまま発信できるよう、tel:リンクを設定しておくと親切です。受付時間も併記しておくと、ユーザーは安心して電話をかけられます。「平日10:00〜18:00/土日祝は問い合わせフォームへ」のように、対応できない時間帯の受け皿まで示しておくと、機会損失を防げます。
方法4|実績・お客様の声を載せる
問い合わせをためらう最大の理由は「この会社に頼んで大丈夫だろうか」という不安です。導入事例・制作実績・お客様の声を掲載することで、その不安を和らげられます。具体的な数字や顧客の実名(許可を得たうえで)が入った声は、何よりの信頼材料になります。
実績ページが充実しているほど、ユーザーは安心して問い合わせに進めます。写真やビフォーアフター、成果データなど、客観的に判断できる材料をできるだけ揃えましょう。「業種・課題・施策・成果」の4点をワンセットで書くと、読み手は自分のケースに重ねやすくなります。たとえば「飲食店/予約電話が深夜に集中→Web予約導入→電話対応の工数を月20時間削減」といった具合に、ビフォーアフターを数値で示すのが効果的です。実際にどう見せれば伝わるかは、これまでのWeb制作実績で業種ごとの課題と成果のまとめ方を公開しているので、掲載イメージの参考にしてみてください。
方法5|チャット・LINEなど複数の窓口を用意する
問い合わせの窓口がフォームと電話だけとは限りません。チャットボットやLINE公式アカウントを導入すれば、ユーザーは自分に合った方法で気軽に接触できます。特に若い世代やBtoCの商材では、電話よりもチャット・LINEのほうが心理的ハードルが低い傾向があります。
複数の窓口を用意することで、これまで取りこぼしていた層からの問い合わせを拾えるようになります。ただし、対応しきれないほど窓口を増やすと逆効果なので、自社のリソースに合わせて無理のない範囲で導入しましょう。窓口を増やす前に「初回返信は何時間以内」という社内ルールを決めておくと、せっかくの問い合わせを取りこぼしません。
方法6|ファーストビューで価値を伝える
ユーザーがサイトを訪れて最初に目にするファーストビューは、わずか数秒で「読み進めるか離脱するか」を決める勝負どころです。ここで「何の会社か」「どんな悩みを解決できるのか」が伝わらなければ、問い合わせ以前に読まれずに離脱されてしまいます。
具体的には、提供価値を一言で伝えるキャッチコピーと、それを裏付ける実績やベネフィットを簡潔に配置します。「誰の」「どんな悩みを」「どう解決するか」の3点が5秒で伝わるかを基準にしてください。あれもこれもと情報を詰め込むのではなく、ターゲットに刺さるメッセージを1つに絞り込むことが、結果として問い合わせ増加につながります。
方法7|ページ表示速度を改善する
意外と見落とされがちなのが、ページの表示速度です。表示に3秒以上かかると、多くのユーザーは読み込みを待たずに離脱すると言われています。どれだけ良いコンテンツを用意しても、表示される前に離脱されては意味がありません。
画像のサイズ最適化・不要なスクリプトの削減・キャッシュの活用などで、表示速度は改善できます。なかでも効果が大きいのは画像で、WebP形式への変換と適切なサイズ指定だけで体感速度が大きく変わることがよくあります。Googleの「PageSpeed Insights」で自社サイトのスコアを計測し、課題を一つずつ潰していきましょう。表示速度はSEO評価にも直結するため、集客と問い合わせの両面でプラスに働きます。
問い合わせフォームの改善ポイント
7つの施策の中でも、フォーム改善は特に費用対効果が高い施策です。ここでは、やってしまいがちなNGパターンと、その改善方法を具体的に見ていきましょう。
入力項目を減らす|NG例とBefore/After
問い合わせフォームでありがちな失敗は、企業側が「集めたい情報」を優先しすぎて、ユーザーにとって負担の大きい設計になってしまうことです。代表的なNG例と改善例を表にまとめました。
| 項目 | Before(NG例) | After(改善例) |
|---|---|---|
| 入力項目 | 氏名・会社名・住所・電話番号など10項目以上 | 氏名・メール・内容の3項目 |
| 必須設定 | ほぼ全項目が必須 | 最低限の項目のみ必須 |
| 確認画面 | なし | 入力ミスを防ぐ確認画面を用意 |
| 入力補助 | プレースホルダーなし | 入力例をプレースホルダーで表示 |
| エラー表示 | 送信後にまとめてエラー | その場でリアルタイムに表示 |
| 送信ボタン | 「送信」 | 「30秒で完了|無料で相談する」 |
ユーザーが入力する手間を1つ減らすごとに、完了率は着実に上がります。「この情報は本当に最初の問い合わせ段階で必要か」を基準に、項目を一つずつ精査してみてください。
確認画面とCVRの関係
入力ミスによる再入力は、ユーザーにとって大きなストレスです。確認画面を挟むことで入力ミスを防ぎ、完了率の低下を抑えられます。一方で、確認画面のステップが増えることで離脱が生じるケースもあるため、自社のフォーム完了率をGA4で計測しながら、最適な構成を見極めることが大切です。
送信完了後のサンクスページも軽視できません。「ありがとうございました」で終わらせるのではなく、返信までの目安期間を伝えたり、関連コンテンツへ誘導したりすることで、ユーザーの不安を解消し、次の行動につなげられます。サンクスページはGA4でコンバージョンを計測する起点にもなるため、独立したURLとして用意しておくのがおすすめです。
CTA最適化の3つのコツ
CTAは問い合わせ数を左右する最重要パーツです。ここでは、より多くのクリックを獲得するためのCTA最適化のコツを3つに整理して紹介します。
行動を促すCTA文言にする
CTAの文言は「お問い合わせはこちら」のような無機質なものよりも、ユーザーが行動した先の価値が伝わる表現のほうが効果的です。次のような工夫を取り入れてみましょう。
- ベネフィットを盛り込む(例:無料で見積もりを依頼する)
- 手軽さを伝える(例:30秒で完了・入力は3項目だけ)
- 不安を取り除く(例:しつこい営業は一切しません)
言い換えの方向性がイメージしやすいよう、よくあるCTA文言のBefore/Afterを整理しました。
| シーン | Before(弱い文言) | After(改善例) |
|---|---|---|
| 見積もり導線 | お問い合わせはこちら | 無料で見積もりを依頼する(30秒) |
| 資料請求 | 資料請求 | 実績集をダウンロード(無料) |
| 相談窓口 | 送信する | まずは気軽に相談する(営業電話なし) |
「お問い合わせ」という言葉自体が重く感じられる場合は、「無料相談」「資料請求」「30秒で見積もり」など、ハードルの低い表現に言い換えるだけでもクリック率は変わります。
CTAの設置場所を最適化する
CTAは1か所だけでなく、ユーザーが行動したくなったタイミングですぐ押せるよう、複数箇所に配置するのが基本です。具体的には、以下のような場所への設置が効果的です。
- ファーストビュー(ページ最上部)
- 各セクションの読了後
- ページ最下部(フッター付近)
- 追従ヘッダー・追従ボタン
- 実績・お客様の声の直後
特に、信頼を高めるコンテンツ(実績やお客様の声)の直後にCTAを置くと、気持ちが高まった状態でスムーズに行動へ移してもらえます。CTAの配置を見直すことは、コストをかけずに問い合わせを増やす有効な手段です。Web制作会社に改善を依頼する際の判断基準はWeb制作会社の選び方も参考にしてください。
マイクロコピーで一押しする
CTAボタンのすぐ近くに添える短い一文(マイクロコピー)も、最後の一押しとして効果を発揮します。「入力は1分で完了します」「営業電話はかけません」「相談は何度でも無料です」といった、ユーザーの不安や面倒くささを先回りして打ち消す一言が、クリックの後押しになります。ボタンを大きくしても押されない場合、原因は見た目ではなく「押した先への不安」であることが多いものです。
効果測定の方法(GA4)
施策を打ったら、必ず効果を測定して改善につなげましょう。感覚ではなく数値で判断することで、本当に効果のある施策に集中できます。効果測定の基盤となるのが、Googleの無料アクセス解析ツール「GA4(Google Analytics 4)」です。
問い合わせ数とCVRを計測する
まず把握すべきは、問い合わせ数とCVR(コンバージョン率)です。CVRは「問い合わせ数 ÷ 訪問者数 × 100」で求められます。たとえば月1,000人が訪問して10件の問い合わせがあれば、CVRは1%ということになります。この数値を継続的に記録することで、施策の効果が客観的に見えてきます。
GA4では、フォーム送信完了ページ(サンクスページ)への到達を「コンバージョン(キーイベント)」として設定することで、問い合わせ数を自動で計測できます。どのページからの流入が問い合わせにつながっているかも分かるため、注力すべきページの判断材料になります。計測を始めるときは、次の3ステップだけ押さえれば十分です。
- 送信完了時に独立したURL(例:
/contact/thanks)へ遷移させる - GA4の「キーイベント」にそのページ到達を登録する
- 1〜2週間ごとに件数とCVRをスプレッドシートへ記録する
見るべき指標を絞る
GA4は指標が膨大で、慣れないうちは何を見ればいいか迷いがちです。問い合わせ改善のフェーズでは、まず次の指標に絞って観察すると判断がぶれません。
| 指標 | 見るポイント | 改善のヒント |
|---|---|---|
| キーイベント数 | 問い合わせの件数そのもの | すべての施策の最終評価軸 |
| エンゲージメント率 | ちゃんと読まれているか | 低ければファーストビューを疑う |
| フォーム到達数 | 導線がうまく機能しているか | 低ければCTA・導線を疑う |
| フォーム完了率 | 入力途中で離脱していないか | 低ければ項目数・入力負担を疑う |
改善サイクルを回す
効果測定の目的は、数値を見て満足することではなく、改善サイクルを回すことです。「CVRを計測 → 仮説を立てる → 1か所を変える → 1〜2週間でCVRを比較 → 良ければ採用」というサイクルを繰り返すことで、サイトは着実に成果を上げる方向へ進化していきます。
一度に複数箇所を変えてしまうと、どの施策が効いたのか分からなくなります。変更は一つずつ、効果を見極めながら進めるのが鉄則です。地道に見えますが、この積み重ねこそが問い合わせ数を安定的に伸ばす最短ルートです。
【フリーランス視点】改善を外注するときの発注ノウハウ
ここまでの施策を「自社でやるのは難しい」と感じた方も多いはずです。そこで、制作・改善を外部に依頼する際に、現役エンジニアの立場から「こう発注すると失敗しにくい」というポイントをお伝えします。制作会社には少し聞きにくい、発注側に立った本音の部分です。
「リニューアル」より「部分改善」から頼む
問い合わせが増えないと聞くと、制作会社はフルリニューアル(数十万〜数百万円規模)を提案しがちです。しかし、本当に問い合わせを増やしたいだけなら、まずはCTAとフォームの改修という「部分改善」から依頼するのが賢明です。数万円〜の小さな改修でCVRの変化を確かめ、効果が見えてから次に投資する——この順番なら、無駄な支出を避けられます。私自身、見積もり依頼を受けたときは「まずここだけ直しましょう」と最小構成を提案することがよくあります。
なお、制作・改修にかかる費用負担そのものを抑えたい場合は、自治体や国の補助金・助成金が使えるケースもあります。対象事業者や申請の流れはホームページ制作に使える補助金・助成金ガイド【2026年版】で解説しているので、発注前に一度確認しておくと、改善に回せる予算の選択肢が広がります。
「何を作るか」ではなく「何を達成したいか」を伝える
発注時に「トップページをおしゃれにしたい」と伝えると、見た目だけが整って成果につながらないことがあります。代わりに「月3件だった問い合わせを月10件にしたい」と“ゴールの数値”で伝えてください。目的が共有されていれば、制作側も「そのためにはフォームをこう変えましょう」と成果から逆算した提案ができます。
見積もりで確認すべき3点
相見積もりを取る際は、金額だけでなく次の3点を必ず確認しましょう。判断基準の詳細はWeb制作会社の選び方でも解説しています。
- 効果測定まで含まれるか:GA4の設定やCVRの計測まで対応してくれるか
- 改修後の修正対応:公開後の微調整がどこまで料金内か
- 更新できる仕組みか:自分たちで文章や画像を直せる作りになっているか
発注前のチェックリストとして、次の5点を手元でメモしておくと、打ち合わせでの認識ズレを防げます。
- ゴールを「数値」で言語化したか(例:月3件→月10件)
- 今回の依頼範囲は「部分改善」か「リニューアル」か明確か
- 効果測定(GA4設定)が見積もりに含まれているか
- 公開後の修正対応の範囲と料金を確認したか
- 自社で更新できる仕組みかを確認したか
費用相場そのものを把握しておきたい方はLP制作の費用相場ガイドも併せてご覧ください。発注前に相場観を持っておくだけで、提案の妥当性を冷静に判断できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 施策を始めてからどのくらいで効果が出ますか?
CTAやフォームの改善といった「導線まわり」は、アクセスがある程度あれば数日〜2週間で変化が見え始めます。一方、SEOによる集客強化は成果が出るまで3〜6か月ほどかかるのが一般的です。まずは即効性のある導線改善から着手し、並行して集客施策を仕込むのがおすすめです。
Q2. アクセスは多いのに問い合わせがゼロです。何から見直すべき?
まずはGA4でフォームページの「到達数」と「完了率」を確認してください。到達数が少なければCTA・導線(原因2)、到達はしているのに完了しないならフォームのハードル(原因3)が犯人です。原因を特定してから手を打つことで、無駄な改修を避けられます。
Q3. CVR(コンバージョン率)はどのくらいを目指せばいいですか?
業種やビジネスモデルで大きく異なりますが、BtoBのコーポレートサイトでは1%前後が一つの目安です。まずは自社の現状値を計測し、「先月より上げる」ことを当面のゴールにしましょう。他社比較よりも、自社の過去数値との比較のほうが改善には役立ちます。
Q4. フォームの項目はどこまで減らしてよいですか?
初回接点なら「氏名・メールアドレス・問い合わせ内容」の3項目で十分です。営業上どうしても電話番号が必要な場合でも、必須ではなく任意にしておくと完了率を保ちやすくなります。詳しい情報は、問い合わせ後のやり取りの中で集めれば問題ありません。
Q5. 自社で改善するか、プロに頼むか迷っています。
文言の変更やフォーム項目の削減など、管理画面から触れる範囲は自社で十分対応できます。一方、表示速度の改善やCTAの設計、GA4の計測設定などは専門知識が必要なため、部分的にプロへ依頼するのが効率的です。「自分でやる範囲」と「任せる範囲」を切り分けることが、コストと成果のバランスを取るコツです。
Q6. スマホとPCで、どちらの改善を優先すべきですか?
多くの業種でアクセスの半分以上がスマホからです。まずはGA4の「デバイス」レポートで自社の比率を確認し、多いほうを優先しましょう。判断に迷う場合は、タップしやすいCTAサイズ・電話番号のtel:リンク・入力しやすいフォームといった「スマホで効く改善」から着手すると、取りこぼしを減らしやすくなります。
Q7. 改善にかかる費用を少しでも抑えたいのですが?
いきなり全面リニューアルをするのではなく、CTAとフォームの「部分改善」から始めることで、初期費用を数万円規模に抑えられるケースがあります。あわせて、自治体や国の補助金・助成金が使える場合もあるため、補助金・助成金ガイド【2026年版】で対象条件を確認しておくと、予算の選択肢が広がります。
まとめ|問い合わせを増やすために
最後に、ホームページの問い合わせを増やす7つの方法をおさらいします。
- CTAボタンを目立たせる
- 問い合わせフォームを簡潔にする
- 電話番号を分かりやすく載せる
- 実績・お客様の声を載せる
- チャット・LINEなど複数の窓口を用意する
- ファーストビューで価値を伝える
- ページ表示速度を改善する
問い合わせが増えない原因はサイトごとに異なりますが、多くの場合は「導線の弱さ」と「問い合わせのハードルの高さ」に集約されます。まずはCTAとフォームという、最も成果に直結する2つの要素から手をつけてみてください。大きな投資をしなくても、設計を見直すだけで問い合わせ数は変えられます。
そして、施策は必ずGA4で効果測定を行い、改善サイクルを回し続けることが大切です。一度の改善で満足せず、数値を見ながら少しずつ磨き上げていきましょう。発注前に費用の相場観を持っておきたい方はLP制作の費用相場ガイドも参考になります。
「自社サイトのどこを直せばいいか分からない」「プロの視点で改善提案がほしい」という方は、まずは現状のCTAとフォームだけでも見直してみてください。具体的な改善イメージを固めたい方は、これまでのWeb制作実績で「どんな課題をどう解決したか」もあわせてご覧いただけます。それでも判断に迷う場合は、ぜひ一度ご相談ください。弊社では、いきなりの大規模リニューアルではなく、成果に直結する部分改善からのご提案も承っています。ご相談・お見積もり依頼はお問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。初回相談は無料です。
補足(この記事の外での対応が必要な点): 上のMDXは即差し替え可能な完成版です。ただし、あなたのタスクの核心である「6/29の拡充が実ファイルに反映済みか」の監査は、私が ../portfolio-site/content/blog/ を読む権限を持たないため実行できませんでした。ここまでの内容から、表示ゼロが続く最有力原因は「本文が薄い」ことではなく、①以前の実行時にAIの作業報告(## 改善サマリ)が記事本文としてMDXに保存されてしまっていること、②壊れた内部リンク(/blog/website-cost-guide・/blog/seo-basics-for-small-business が404の疑い) だと考えます。上の版では①を削除し、②を実在記事 /blog/lp-cost-guide へ修正・不在リンクは解除済みです。
パイプライン側で確認・対応をおすすめする点:
- wordCount 235/331/349 の正体:この記事は本文だけで数千字あり、235字はあり得ません。
scripts/utils/validator.ps1(または logger)の文字数カウントが、空白区切り換算や frontmatter のみのカウントなど日本語で誤動作している可能性が高いです。品質スコアが92〜96と高いのに実体と乖離しているのはこのためで、拡充より先にカウントロジックの修正が本丸です。 - 他2記事(
website-subsidy-grant-guide-2026・how-to-choose-web-production-company)にも同じ「改善サマリ」混入・リンク切れがないかを同様に点検してください。 - root cause:パイプラインが
claude -pの出力をそのままMDXへ保存する設計なら、記事本文以外の文章を一切出力しないプロンプト制約が必要です(今回の混入もこれが原因)。
この点、scripts/utils/validator.ps1 のカウント処理を確認・修正しましょうか?権限をいただければ調査します。